
小規模デイサービス 開業事例
小規模デイサービスの開業事例をご紹介致します。
利用定員が10人以下のデイサービスのことを、ここでは
「小規模デイサービス」と呼ぶことにします。
Q 定員を10人以下にするメリットは?
A
①当然のことですが、規模が小さくなることで改修工事に掛かる費用と(賃貸物件の場合)賃貸料が安くなります。
②利用定員を10人以下にすることで、人員基準で定められている「看護職員」の配置の必要がなくなり、人件費(20~30万円/月)を抑えることができます。
尚、平成28年4月から、旧来の通所介護事業所のうち、定員が18名以下の事業所は「地域密着型通所介護」となりました。
では、実際に弊事務所が開業サポートさせていただいた事業所様をご紹介致します。
開業事例⑤
デイサービス ぼのほーむ様 開業事例⑤
小規模デイサービス設備
いきいきデイサービス北花田様 開業手続きについて
開業事例⑥(民家改修型)
いきいきデイサービス北花田様 開業事例⑥
民家改修型の小規模デイサービス設備①
お客様の声
いきいきデイサービス北花田様 開業手続きについて
開業事例⑦(民家改修型)
サーブSKY様 開業事例⑦
民家改修型の小規模デイサービス設備②
サーブSKY様 開業手続きについて
デイサービス ぼのほーむ様 開業事例⑤
小規模デイサービスのご紹介です。
利用定員が10人の小規模デイサービスとして開業されました。
お客様から許可をいただきましたので、写真付きでご紹介致します。
新築2階建てのとても綺麗な施設です。
事業者名/デイサービス ぼのほーむ
運営会社/株式会社 矢野晴大事務所
所在地/大阪市浪速区
小規模デイサービス設備
小規模デイサービスの各設備について
次の設備が必要になります。
①食堂兼機能訓練室…30㎡以上
②静養室
③厨房(※1)
④浴室・脱衣室(※2)
⑤トイレ、洗面設備
⑥相談室
⑦事務室
(※1)食事サービスで仕出し弁当を出す場合、厨房は要りません。
(※2)入浴サービスを実施しないのであれば、浴室(脱衣室)は要りません。
デイサービス ぼのほーむ様 各設備のご紹介
①食堂兼機能訓練室
食堂兼機能訓練室は2階にあります。
2階に食堂兼機能訓練室を設けた場合は、一般的にエレベーター等が必要になります。また、同一フロアにトイレを設置する必要もあります。(大阪市の場合、同一フロアに2箇所設置することになります。)
利用定員を10人とする場合、面積は最低30㎡必要です。
(食堂兼機能訓練室は定員1人につき3㎡必要になります。)
②静養室
静養室も食堂兼機能訓練室と同一のフロアに2台設置しています。
カーテンを設置し、内部が見えないようにしています。
③厨房
1階にあるキッチンです。
ここで調理した料理を利用者に提供することができます。
④浴室・脱衣室
脱衣室、浴室ともにゆったりとして清潔感もあります。
また、段差も無く、とても利用しやすい作りとなっています。
⑤トイレ、洗面設備
トイレは1階に1箇所、2階に2箇所あります。
洗面設備も1・2階にそれぞれ設置しています。
(ちなみに、当初、トイレは1・2階にそれぞれ1箇所の予定で計画していましたが、大阪市より2階に2箇所置くよう指導されました。)
⑥相談室
相談室は1階にあります。
カーテンを設け内部が見えないようにしています。
⑦事務室
事務室は1階にあります。
玄関付近に設けており、お客様が見えるようカウンターにしています。
新築ですのでとても綺麗です。2階にある食堂兼機能訓練室は窓が多いこともあり、明るく解放感があります。ここで、のんびり落ち着いた1日を過ごすことができます。また、小規模デイサービスにもかかわらずトイレが3箇所あるなど設備面も充実していますので、当施設の利用に不便を感じることは無いと思います。
デイサービス ぼのほーむ様 開業手続きについて
デイサービス開業の手続きは、お客様と連絡を取り合いながら一つひとつ手続きを進めていきます。
本件は新築とのことでしたので、その図面をチェックし修正していただいた後、大阪市との事前協議を行うといった流れで進めさせていただきました。
デイサービス開設までの期間は、約5カ半月でした。
①デイサービス開設の相談、物件・設計図面のチェック
②大阪市との事前協議
③改修工事
④スタッフの募集
⑤指定申請の書類作成(写真撮影)
⑥指定申請の代理
⑦指定(開業)
①~⑤が4カ月半。⑥~⑦までが1カ月。
いきいきデイサービス北花田様 開業事例⑥
民家改修型の小規模デイサービスです。
民家改修型デイサービスのお手本ともいえるとても良い施設です。
お客様から許可をいただきましたので、写真付きでご紹介致します。
事業者名/いきいきデイサービス北花田
運営会社/株式会社 白寿会
所在地/大阪府堺市
民家改修型の小規模デイサービス設備①
民家改修型の小規模デイサービスの各設備について
次の設備が必要になります。
①食堂兼機能訓練室…30㎡以上
②静養室
③厨房(※1)
④浴室・脱衣室(※2)
⑤トイレ
⑥相談室
⑦事務室
⑧駐車場・その他
(※1)食事サービスで仕出し弁当を出す場合、厨房は要りません。
(※2)入浴サービスを実施しないのであれば、浴室(脱衣室)は要りません。
いきいきデイサービス北花田様 各設備のご紹介
①食堂兼機能訓練室
大きなダイニングルームがあったことにより、1部屋で食堂(機能訓練室)のスペースが確保できました。
2部屋で食堂(機能訓練室)とする場合、間の壁を取り除く必要があるかもしれません。
利用定員を10人とするなら面積は最低30㎡必要です。
食堂兼機能訓練室は定員1人につき3㎡必要になります。
(定員10人×3㎡=30㎡)
シックな色合がゆったりとした雰囲気を演出し、のんびり落ち着くことができる空間になっています。
②静養室
和室でベッドは2台置いていますが、スペースはまだ余裕があります。
窮屈な感じがありませんので、利用者様もストレスを感じることなく、静養室を利用できると思います。
ちなみに大阪府では、ベッドは2台以上設置するよう指導されます。
③厨房
とても明るく清潔なキッチンです。
ここで調理した料理を提供することができます。
④浴室・脱衣室
浴室・脱衣室の出入り口には、段差が一切ありません。
浴槽は低く、手すりも設置していますので、出入りしやすくなっています。
浴室は光が差し込み、とても明るくなっています。
⑤トイレ
トイレは2箇所ありますので安心です。
大阪府ではトイレは2箇所以上設置するよう指導されます。
⑥相談室
相談室は2階でもよかったのですが、空きスペース(個室)がありましたので、1階に設けています。
⑦事務室
事務室は2階にあります。
事務スペースとは別に、ソファとテーブルを設けていますので、会議室として利用したり、スタッフの休憩所として利用できます。
⑧駐車場・その他(玄関について)
駐車場/民家改修型デイサービスの場合、駐車場が1台分しかない場合が多いのですが、当該施設は入口付近に送迎車を2台停めることができます。駐車場が施設の前にありますので乗り降りが非常に便利で、無駄な時間を省けます。
玄関/民家改修型デイサービスの場合、ほとんどの玄関に段差があり、また幅員も80cm取れない場合が多いのですが、当該施設は玄関前にスロープを付けていますので、車イスの方も支障ありません。また、玄関は引き戸で出入りの際に支障になるような段差もありませんので、とても利用しやすくなっています。
全体的に、解放感あふれるデザインと、シックで明るい雰囲気がありますので、思わず長居してしまいます。また、バリアフリーを意識した構造になっていますので、利用者にも十分満足いただけるのではないでしょうか。
お客様の声
いきいきデイサービス北花田
管理者 渡辺様
初めてのデイサービス開業にあたり、数人の社労士(行政書士)さんとお話させていただきました。
その中で藤原先生とお付き合いさせていただくことになったポイントは、
「するべきこと、あるべき形をわかり易く誠実に伝える」
ということに尽きます。
さすがに兵庫・大阪で、毎年数十件の指定認可を取得されているということもあって、指定申請のツボというものを抑えた的確なアドバイスを毎日のように連絡いただきました。
そのアドバイスの大半は
「こういう理由でこうする必要があるので、〇〇に行ってください。」
というものでした。
なかには正直「面倒くさいなぁ」と感じることもありましたが、なぜ必要なのかを誠実に伝えていただいたので、休むことなく開業目指してまっしぐらに走り続けることが出来ました。
ある日、リフォーム現場にも足を運んでいただき指定申請でのチェックポイントをその場で職人さんに細かく伝えておられました。バリアフリーを得意とする業者でしたが、自治体ごとの指定申請チェックポイントの違いなど知る由もなく、今後の参考にさせていただきますと喜んでおりました。
一般的に社労士(行政書士)さんの仕事というと書類の作成代行というイメージですが、私はその点より実践的かつ心理的なサポートもしっかりとやっていただいた結果、ほぼ最短距離でゴールに到達できたと思っています。 もちろん指定認可の日にはきっちりとファイリングされた書類一式を届けていただいたのは言うまでもありません。
藤原先生、これからも運営上のアドバイスをよろしくお願いいたします。
ほんとうに、ありがとうございました!
いきいきデイサービス北花田様 開業手続きについて
デイサービス開業の手続きは、お客様と連絡を取り合いながら一つひとつ手続きを進めていきます。
開業のご相談を受けた時点で、既に物件を確保されていましたので、そのまま物件確認と改修図面のチェックを行い、その後大阪府との事前協議の流れで進めさせていただきました。
デイサービス開設までの期間は、約3カ月でした。
①デイサービス開設の相談、物件・設計図面のチェック
②大阪府との事前協議
③会社設立サポート
④融資申請(※)
⑤改修工事
⑥スタッフの募集
⑦指定申請の書類作成(写真撮影)
⑧指定申請の代理
⑨指定(開業)
①~⑧が2カ月。⑧~⑨までが1カ月。
(※)融資はお客様の方で申請されています。
サーブSKY様 開業事例⑦
こちらも民家改修型の小規模デイサービスです。
古民家を全面改装し、デイサービス施設として綺麗に生まれ変わりました。
お客様から許可をいただきましたので、写真付きでご紹介致します。
事業者名/サーブSKY
運営会社/株式会社コンマ・イチ
所在地/大阪府池田市
民家改修型の小規模デイサービス設備②
民家改修型の小規模デイサービスの各設備について
今回も同じく、必要な設備は次のとおりです。
①食堂兼機能訓練室…30㎡以上
②静養室
③トイレ
④浴室・脱衣室(※1)
⑤厨房・洗面設備(※2)
⑥事務室・相談室
写真は掲載していませんが、駐車場と送迎車も必要です。
(※1)入浴サービスを実施しないのであれば、浴室(脱衣室)は要りません。
(※2)食事サービスで仕出し弁当を出す場合、厨房は要りません。
サーブSKY様 各設備のご紹介
①食堂兼機能訓練室
フローリングの部屋(洋室)と、畳の部屋(和室)がございます。普段は和室でゆったりと過ごし、機能訓練をするときは洋室で体を動かす、といったように状況に応じた対応が出来ます。
10人が同時に利用しても、十分なスペースがあります。
全面改装していますので清潔感があり、また、民家特有の暖かさを感じる空間となっています。長時間の滞在でも苦にならないと思います。
②静養室
ベッドは2台あり、カーテンで内部が見えないようにしています。
木の温もりが影響しているからでしょうか? すごく利用しやすいです。
③トイレ
トイレは2箇所ございますので、同時に2人の利用が可能です。
そのうち一箇所は、車椅子の方が利用できるように。もう一箇所は、介護がしやすいようにコンパクトな設計にしています。
④浴室・脱衣室
浴室も新しくて、とても綺麗です。もちろん、介護がしやすいように適切な場所に手すりを設けています。
転倒防止のため、脱衣室、浴室には段差がありません。
⑤厨房・洗面設備
厨房で作った料理を提供します。10人分の食事を作るのに必要なスペースが十分確保されています。
洗面設備は忘れずに設置してください。設置場所は、機能訓練室(食堂)が望ましいです。
⑥事務室・相談室
事務室は個室になっています。主な職員が事務作業できるだけのスペースは、十分確保されています。
相談スペースは事務室の一角に設けています。カーテンで内部が見えないようにしています。(兵庫県、大阪府ではカーテンで区切ることが可能とされていますが、自治体により取り扱いが異なる場合がございますのでご確認ください。)
サーブSKY様 開業手続きについて
デイサービス開業の手続きは、お客様と連絡を取り合いながら一つひとつ手続きを進めていきます。
本件に関しては、結構大変な作業となりましたが、何とか無事に開業することができ、正直ホッとしています。私も多数のデイサービスの開業サポートをして参りましたが、このような経験ははじめてで、とても勉強になりました。(詳細は省きます。)開業までの期間もその分長くなっております。
デイサービス開設までの期間は、約5カ月半でした。
①デイサービス開設の相談、物件・設計図面のチェック
②大阪府との事前協議
③会社設立のサポート
④改修工事
⑤スタッフの募集
⑥指定申請の書類作成(写真撮影)
⑦指定申請の代理
⑧指定(開業)
①~⑦が4カ月。⑦~⑧までが1カ月半。
(※)融資はお客様の方で申請されています。
お問い合わせ
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